いよいよスタートした、ニューヨーク ブライダルファッションウィーク2027年春夏。
現地バイヤーから届いたホットなニュースをどこよりも早く、お届け。ブランドごとの魅力と、シリーズ最後には、トレンド総括を予定しています。
今季は、ブランドの“アニバーサリーイヤー”が重なり、これまでの歩みとこれからの美意識が交差する、特別なシーズンとなりました。
限られた時間の中、トリートのバイヤーは10を超えるブランドをチェック。その中でもトリートが注目したのは、“らしさ”を再定義しながら進化する2つのメゾン。
レラ ローズとモニーク ルイリエが描く、現代の花嫁像に迫ります。
レラ ローズ
20周年を迎えたLela Roseが掲げたテーマは、“anniversary”
前シーズンではあえて新作を発表せず、アーカイブのみで構成するという徹底した姿勢から迎えた今季。
その分、今コレクションには“これまで”と“これから”が色濃く表現されています。
象徴的だったのは、
“beloved details(愛されてきたディテール)”と“motifs(モチーフ)”の再構築。
ブランドらしい端正なシルエットに、ドレープやひねり、バルーンディテールといった柔らかな動きを加え、より現代的で軽やかな印象へと昇華。
さらに、デコルテを美しく引き立てるUネックやスクエアカットなど、“抜け感”のあるバランスも印象的でした。
そして、レラ ローズを象徴するバックスタイル。
これまでのくるみボタンに代わり、すべて“Roseモチーフ”で表現されたディテールは、ブランドのアイデンティティを静かに、しかし確かに物語ります。
圧倒的なパターンの美しさに、ほどよいトレンドと遊び心を重ねたコレクション。
それはまさに、“quiet luxury”を体現する、洗練された可憐さでした。
モニーク ルイリエ
30周年を迎えるモニーク ルイリエ。
提示されたのは、“Modern-day Brigitte Bardot”を想起させる女性像。
現代のブリジット・バルドー、それは、ランジェリーをルーツに持つブランドならではの”官能的でありながら、どこか静かで、内側から滲み出るような自信”
これまでのモニークが表現してきた“色気”は、構築的な曲線やドラマティックな強さにありましたが、今季はそれとは対照的に、流れるようなドレープや軽やかなシフォン、透け感のあるレイヤーといった、“ムードで纏うセンシュアリティ”へと進化。
甘すぎるロマンティックではなく、あくまでモダンで洗練されたバランスが際立ちます。
2026AWコレクションに引き続き、バスクウエストやドロップウエストの流れは継続しつつ、ツーピーススタイル、ジャケットのレイヤードやオーバースカート、多様なスリーブデザインなど、セレモニーの中で変化を楽しめる提案も豊富に登場しました。
ブランドの節目を祝うような、自由で多面的なスタイリングが印象的でした。
“らしさ”を更新するということ
2ブランドに共通して見えたのは、単なるトレンドの提示ではなく、“自分たちらしさを、今の時代にどう解釈して表現するか”という問い。
レラ ローズは、愛され続けてきたディテールに新たな表現を。モニーク ルイリエは、クラシックに宿る色気を再定義。
どちらも、装飾のための美しさではなく、纏う人の内面を引き出すためのデザインへと向かっています。
トリートはこれからも、このような“本質的な美しさ”を見極め、花嫁一人ひとりに寄り添う提案を届けていきます。




















